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「闇金には絶対に手を出してはいけない」
こんな言葉を聞いたことがありませんか? 闇金は金利が高く、返済できないとひどいことをされるのは多くの方がご存知でしょう。
しかし、闇金が具体的にどんな取り立てをするのか知っている人は多くありません。
この記事では、グラディアトル法律事務所の弁護士に闇金の極悪非道な取り立て方法を教えてもらいました。闇金は絶対に利用してはいけないという認識をより強めてもらえたら幸いです。
闇金からの電話は1日に100件以上かかってくることも珍しくありません。
電話に出ると「早く返済しないと殺す」「お前が払わない場合は親や兄弟から払ってもらう」などと脅し文句をいい、精神的にプレッシャーをかけてきます。
また闇金からの電話に出られないと、勤務先や実家に電話をかけられるケースも実際にありました。
闇金の督促で苦しんでいます。会社への電話、実家への電話、彼女への電話、電報にデリバリー、全ての督促を受けました(中略)
引用:Yahoo!知恵袋
闇金からの電話で大切な人との関係が壊れたり、ノイローゼになったりする人もいます。
【弁護士より】
闇金からの電話による取り立ては、貸金業法の規則を破った午後9時から午前8時までの間も平気で行われるため、毎日安心して眠ることもできないでしょう。
借金の返済ができないと自宅のドアに『〇〇さん。連絡ください。毎日来ます』などの貼り紙をされますので、近所の人に借金がバレるのは時間の問題です。
【弁護士より】
お金を返さなければ居場所を失くすようなことも闇金は平気でします。とことん追い込むことによって、どうにかしてお金を返済させようとさせます。
闇金業者はお金を借りた人の住所を把握していますので、勝手に大量の宅配ピザを頼んだり、救急車を呼んだりと嫌がらせ行為をしてきます。
自分は頼んでいないことを説明すれば代金を支払わなくて済みますが、何度も嫌がらせをされた場合には精神的にこたえることでしょう。
【弁護士より】
他者を巻き込むことで、早くお金を返済しなければという気持ちを生み出させる嫌がらせの方法です。毎日この嫌がらせをされると精神的に追い詰められてしまう可能性が高いでしょう。
お金の代わりにスマホや口座を要求されることはありますが、絶対に要求をのんではいけません。
闇金業者へ渡す目的でスマホの新規契約を行った場合や、銀行口座を開設、譲渡した場合には詐欺罪と犯罪収益移転防止法違反により捕まる可能性があります。
(詐欺)
第二百四十六条 人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。
引用:刑法第246条
闇金はお金を返せないのを知りつつ、その上でできそうなことを要求してくるので注意しましょう。
【弁護士より】
闇金業者はお金を回収することが本当に難しい相手からは無理に回収しません。別の人からお金を回収するため利用します。
闇金に取り立てをされて困るのは自分だけではありません。
家族や勤務先にも迷惑がかかる上に、人間関係が壊れてしまう可能性もあります。
ご自身を含め、闇金を利用している人が周りにいた場合は、警察か弁護士に相談しましょう。
ただ、警察の場合だと、証拠がないと動いてくれないケースもありますので、そんなときは弁護士に相談してみることをおすすめします。