依頼前の状況
依頼者は、ある店舗グループに加入し、最初に出資金を払う代わりに、一定期間ごとに出資金の金額に応じて配当が支払われるという内容の業務提携をされていました。しかしながら、業務提携後しばらくすると、配当が支払われなくなり、相手方との連絡も取れなくなったため、契約を解除し、出資金の返還を求めたいとのご相談がありました。
依頼内容・対応と結果
相手方との連絡が取れない状況であり、相手方による資金の持ち逃げが懸念されました。そこで、まずは相手方の預金口座の仮差押手続(≒訴訟提起の前に、相手方の預金口座を凍結する手続)を実施し、その後の訴訟で勝訴判決を得た後に、凍結した口座から確実に出資金を回収することができるようにしました。その上で、訴訟を提起したところ、相手方は当方の主張をほぼ全面的に認め、最終的には和解により解決しました。