少額債権OKのファクタリング11選!1万円から使える会社と選び方|ベンナビ債権回収(旧:債権回収弁護士ナビ)
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少額債権OKのファクタリング11選!1万円から使える会社と選び方

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少額債権OKのファクタリング11選!1万円から使える会社と選び方
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ファクタリングは、売掛金(請求書)を支払期日より前に現金化できる資金調達の方法です。最近は、数万円の請求書から買い取る会社もあります。

「数万円の請求書でも相手にしてもらえるのか」「少額だと手数料で損をしないか」と迷っている個人事業主の方もいるのではないでしょうか。

結論からいうと、少額債権でもファクタリングは利用可能です。下限を設けない会社や1万円から買い取る会社があり、オンラインで申し込めば最短即日で入金されることもあります。

ただし、少額では手数料率が上がりやすく、急いでいる人を狙って「審査なし」をうたう違法業者もいます。申し込む前に、手元に残る金額の目安と、業者の見分け方を知っておきましょう。

本記事では、少額債権に対応するファクタリング会社11社と、少額ならではの選び方、利用前に知っておきたい注意点まで解説します。

目次

少額債権でもファクタリングは利用できる?買取下限額の目安

少額債権でも、ファクタリングは利用できます。買取額に下限を設けない会社や、1万円から買い取る会社もあるためです。

少額債権に法律上の決まった定義はありませんが、ここでは数万〜数十万円程度の売掛金を想定しています。この金額で使えるかどうかは、各社の買取下限額しだいです。紹介する11社の下限額は、主に次の3つに分かれます。

  • 下限なし/1万円から
  • 10万円から
  • 30万円から

下限額が低いのは、個人事業主やフリーランス向けのオンライン型です。反対に法人向けの会社は下限額が高めで、50万円以上からとしているところもあるため、申し込む前に確かめておきましょう。

少額債権を買い取るおすすめファクタリング会社11選

ここからは、少額債権に対応しているファクタリング会社11社を紹介します。選んだ基準は、次の2つです。

  • 少額の買取に対応していること
  • 法人だけでなく、個人事業主も申し込めること

まずは各社の見出しと比較表の「買取下限額」を見て、手元の請求書が対象になるかを確かめましょう。そのうえで、手数料の上限や、売掛先が個人の請求書に対応しているかを比べると選びやすくなります。

会社名 買取下限額 手数料 ポイント
アクセルファクター 30万円 0.5〜12.0% 100万円未満の手数料の目安を公開していて、申し込む前に手取りを見通せる
Bizキャピタル 下限なし 2〜8% 少額で手数料率が上がっても、最大8%で止まる
QuQuMo 少額から 1%〜 登記が不要で、少額でも登記費用で手取りが減らない
ファクタリングのTRY 10万円 2社間3%〜、3社間1.2%〜 個人宛の請求書も、可能な範囲で買い取ってもらえる
ベストファクター 10万円 2%〜(100万円未満は2社間5〜20%、3社間2〜15%) 少額向けの「ベストファクターQUICK」も10万円から使える
ペイトナーファクタリング 1万円 一律10% 個人の取引先の請求書も使え、手数料一律で手取りを計算しやすい
日本中小企業金融サポート機構 1万円 1.5%〜 必要書類は2点だけで、1万円の請求書から申し込める
ビートレーディング 1万円 2%〜 1万〜300万円向けの申込窓口がある(売掛先は法人のみ)
PAYTODAY 10万円 1〜9.5% 手数料の上限が9.5%と、1桁台に収まる
ラボル 1万円 一律10%(申請額11,000円未満は一律360円) 24時間365日振り込みに対応し、土日の急な支払いにも使える(売掛先は法人のみ)
フリーナンス 1万円 3〜10% 最高5,000万円の補償が無料で付き、口座を使うほど手数料が下がる

アクセルファクター|30万円から・審査通過率93.3%

アクセルファクター

引用元:アクセルファクター

項目 詳細
買取可能額 30万円〜
手数料 0.5〜12.0%(100万円未満は3社間4.0〜10.5%、2社間4.5〜12.0%)
入金スピード 最短2時間
対応方式 2社間
3社間
対象者 法人・個人事業主・フリーランス
必要書類 請求書など・通帳3ヵ月分の写し・身分証明書(金額により決算書)
対応時間 平日10:00〜18:30

少額でも手数料の見通しを立てやすいのが、アクセルファクターです。手数料の目安を金額帯ごとに公開しており、100万円未満の請求書にも区分があるため、申し込む前に手元に残る金額をおおよそ計算できるでしょう。

審査通過率93.3%(2018〜2022年、当社調べ)を公表していて、他社の審査に通らなかった方や、開業初年度の事業者の相談にも応じています。

必要書類は請求書など・通帳3ヵ月分の写し・身分証明書の3点で、契約もオンラインで済むのが便利です。申し込みの半数以上が即日中に決済まで完了しているので、急ぎの支払いがある方にも向いています。

おすすめの人
  • 100万円未満の請求書で、手取りを事前に見通したい人
  • 他社の審査に通らなかった経験のある事業者
  • 開業して間もない個人事業主・フリーランス

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Bizキャピタル|下限なし・手数料は最大8%まで

Bizキャピタル

引用元:Bizキャピタル

項目 詳細
買取可能額 下限・上限なし
手数料 2〜8%
入金スピード 最短40分
対応方式 2社間
対象者 法人・個人事業主・フリーランス
必要書類 本人確認書類・請求書など・入出金明細
対応時間 要問い合わせ

Bizキャピタルの強みは、手数料の上限が決まっていることです。手数料は2〜8%で、少額で手数料率が上がりやすい請求書でも、最大8%を超えることはありません。システム利用料や事務手数料などを後から差し引かないことも明言しているため、手取り額を見積もりの段階で読めます。

利用額に下限・上限がなく、1万〜3万円ほどの小さな請求書にも対応するとしています。必要書類は本人確認書類・請求書など・入出金明細で、決算書はいりません。

AI審査で、平日の営業時間内に手続きが終われば最短40分で振り込まれます。開業直後のフリーランスも対象なので、決算書がそろっていない方でも相談しやすいでしょう。

おすすめの人
  • 手数料の上限を決めて手取りを読みたい人
  • 数万円の請求書を現金化したい人
  • 決算書がない開業直後の個人事業主・フリーランス

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QuQuMo|少額から上限なし・手数料1%〜

QuQuMo

引用元:QuQuMo

項目 詳細
買取可能額 少額から・上限なし
手数料 1%〜
入金スピード 最短2時間
対応方式 2社間
対象者 法人・個人事業主・フリーランス
必要書類 請求書・通帳・本人確認書類(個人事業主は開業届か確定申告書なども)
対応時間 平日9:00〜19:00(電話)

書類集めや手続きの手間を抑えたいなら、QuQuMoが候補になります。必要書類は請求書と通帳の2点が基本で(ほかに代表者の本人確認書類)、少額の請求書でも書類集めに手間がかかりません。個人事業主は、開業届か確定申告書一式と健康保険証も求められます。

電子契約サービス「クラウドサイン」を使い、申し込みから契約、入金までオンラインで完結します。面談は不要で、書類がそろっていれば最短2時間での資金化が可能です。

買取額に上限がなく、公式では「少額から高額まで柔軟に対応」としています。債権譲渡登記が不要と明記されていて、登記費用がかからない点も少額では助かるでしょう。運営会社は、ファクタリングの自主規制団体OFAの認定事業者です。

おすすめの人
  • 書類集めの手間を抑えて申し込みたい人
  • 面談なしで、オンラインだけで手続きを終えたい人
  • 登記費用をかけずに少額の請求書を現金化したい人

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ファクタリングのTRY|10万円から・乗り換えで手数料を優遇

ファクタリングのTRY

引用元:ファクタリングのTRY

項目 詳細
買取可能額 10万円〜1億円
手数料 2社間3%〜、3社間1.2%〜
入金スピード 最短即日
対応方式 2社間
3社間
対象者 法人・個人事業主
必要書類 請求書・発注書か契約書・通帳3ヵ月分など
対応時間 365日24時間(受付)

売掛先が個人や個人事業主の請求書でも、ファクタリングのTRYなら可能な範囲で買い取ってもらえます。フリーランス同士の取引で生まれた少額の請求書を現金化したいときにも、相談しやすい会社です。

10万円から1億円まで対応し、手数料は2社間で3%から、3社間で1.2%からです。ほかのファクタリング会社から乗り換える場合は手数料が3%優遇されるため、今の手数料を見直したい方にも向いています。審査で信用情報機関への照会はおこなわないとしています。

申し込みの受付は365日24時間です。審査の書類は、請求書・発注書か契約書・売掛先の住所と連絡先・通帳3ヵ月分です。契約のときには決算書や確定申告書などを求められることがあるので、あわせて準備しておきましょう。

おすすめの人
  • 取引先が個人やフリーランスの請求書を現金化したい人
  • ほかの会社から乗り換えて手数料を下げたい人
  • 夜間や休日に申し込みたい人

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ベストファクター|10万円から・審査通過率92.2%

ベストファクター

引用元:ベストファクター

項目 詳細
買取可能額 10万円〜
手数料 2%〜(100万円未満は2社間5〜20%、3社間2〜15%)
入金スピード 最短6時間
対応方式 2社間
3社間
(個人事業主は2社間)
対象者 法人・個人事業主
必要書類 本人確認書類・通帳・請求書など(契約時に納税証明書などが必要)
対応時間 10:00〜19:00(受付)

ベストファクターの強みは、少額向けのサービス「ベストファクターQUICK」も用意されていることです。通常のサービスと同じく10万円から申し込めるため、10万〜数十万円の請求書を現金化したい方の選択肢になります。

審査通過率は92.2%と公表されていて、法人だけでなく個人事業主も利用できます。個人事業主は2社間での取り扱いとなり、取引先への通知や承諾は必要ありません。登記は不要で、契約後に追加費用がかからないとしているのも、少額で使うときには安心材料でしょう。

手数料は金額帯ごとに目安が示されていて、100万円未満の請求書なら2社間で5〜20%、3社間で2〜15%です。書類がそろっていれば、申し込みから入金まで最短6時間で完了します。

おすすめの人
  • 10万〜数十万円の請求書を現金化したい人
  • 審査に不安があり、通過率を重視したい人
  • 登記や追加費用をかけたくない人

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ペイトナーファクタリング|1万円から・手数料は一律10%

ペイトナーファクタリング

引用元:ペイトナー

項目 詳細
買取可能額 1万円〜(初回は50万円まで)
手数料 一律10%
入金スピード 最短即日
対応方式 要問い合わせ
対象者 個人事業主・一人法人
必要書類 本人確認書類・請求書・入出金明細(初回)
対応時間 要問い合わせ(審査後の振込は土日祝も対応)

ペイトナーファクタリングは、1万円の請求書から使えて、売掛先が個人の請求書にも対応しています。手数料は一律10%なので、額面から手取りをすぐに計算できます。

個人事業主と一人法人に向けたサービスで、初回に必要な書類は本人確認書類・請求書・口座の入出金明細の3点です。営業時間内に審査が始まれば、当日中に振り込まれ、審査が終わっていれば土日祝も振込に対応しています。

1回に使える金額は、初回50万円までです。利用実績に応じて最大300万円まで広がる仕組みなので、少額の請求書をくり返し現金化したい方に合うでしょう。

おすすめの人
  • 1万円台の請求書を現金化したい人
  • 取引先が個人やフリーランスの人
  • 手数料を一律にして手取りを計算しやすくしたい人

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日本中小企業金融サポート機構|1万円から・必要書類2点

日本中小企業金融サポート機構

引用元:日本中小企業金融サポート機構

項目 詳細
買取可能額 下限なし(1万円からの買取実績あり)
手数料 1.5%〜
入金スピード 最短3時間(AIのFACTOR⁺Uは最短40分)
対応方式 2社間
3社間
対象者 法人・個人事業主
必要書類 入出金履歴・請求書などの2点
対応時間 平日9:30〜18:00

日本中小企業金融サポート機構の強みは、1万円の請求書から相談できることです。買取金額に下限を設けておらず、1万円からの買取実績も公表しているため、少額の請求書1枚でも申し込みやすいでしょう。

運営するのは非営利型の一般社団法人で、手数料は1.5%からです。営利目的の業者に頼むのが不安な方でも、候補に入れやすい一社といえます。

必要書類は入出金履歴と請求書などの2点だけです。審査結果は最短30分で示され、申し込みから契約まで非対面で進めて、最短3時間で入金されます。

ただし、売掛先が個人の請求書は扱っていません。助成金・補助金や財務の相談にも応じているので、資金繰りそのものを見直したいときにも頼れます。

おすすめの人
  • 1万円台の請求書を1枚だけ現金化したい人
  • 運営元の信頼性を重視して選びたい人
  • 資金調達とあわせて、補助金や財務の相談もしたい人

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ビートレーディング|1万円から・全国の支店でも相談できる

ビートレーディング

引用元:ビートレーディング

項目 詳細
買取可能額 1万円〜(300万円までは専用窓口)
手数料 2%〜(2024年度の平均:2社間10.3%、3社間6.8%)
入金スピード 最短2時間(1万〜300万円の窓口は最短1時間以内)
対応方式 2社間
3社間
対象者 法人・個人事業主・フリーランス
必要書類 請求書など・入出金明細(2ヵ月分)
対応時間 平日9:30〜18:00

ビートレーディングには、1万〜300万円の資金調達に専用の窓口があります。法人・個人事業主・フリーランスが対象で、スマホで手続きが完結し、最短1時間以内で先払いを受けられます。

取引実績は9.1万社以上、累計買取額は1,824億円にのぼる大手です。全国に支店があり、オンラインだけでなく対面でも相談できるので、画面上のやり取りに不安がある方にも向いています。受注した段階で資金化できる注文書ファクタリングにも対応しています。

必要書類は、請求書などと入出金明細(2ヵ月分)の2点です。手数料は最低2%からで、2024年度の平均は2社間で10.3%、3社間で6.8%でした。売掛先が個人事業主の売掛金は対象外なので、法人宛の請求書で申し込みましょう。

おすすめの人
  • 300万円までの少額を、スマホだけで手早く調達したい人
  • 実績のある大手に任せたい人
  • オンラインだけでなく、対面でも相談しながら進めたい人

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PAYTODAY|10万円から・手数料の上限9.5%

PAYTODAY

引用元:PAYTODAY

項目 詳細
買取可能額 10万円〜上限なし
手数料 1〜9.5%
入金スピード 最短30分
対応方式 2社間
対象者 法人・個人事業主・フリーランス
必要書類 本人確認書類・請求書・入出金明細(6ヵ月以上)・決算書
対応時間 平日9:00〜17:00

PAYTODAYの強みは、手数料の上限が9.5%と決まっていて、ほかの費用がかからないことです。初期費用や月額費用は無料で、支払うのは1〜9.5%の手数料だけなので、少額の請求書でも手取りを計算しやすいでしょう。

AI審査のため面談や来店はいらず、申し込みから最短30分で入金されます。2社間ファクタリングで債権譲渡登記もおこなわないとしているので、取引先に知られる心配がなく、登記費用もかかりません。

必要書類は本人確認書類・請求書・入出金明細(6ヵ月以上)・決算書の4点で、ほかの会社よりやや多めです。ただし、創業1年未満の法人や個人事業主は、確定申告書の提出がいらないとしています。

おすすめの人
  • 手数料の上限が低い会社を選びたい人
  • 登記費用をかけたくない人
  • 開業1年未満の事業者

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ラボル|1万円から・土日祝も振込に対応

ラボル

引用元:ラボル

項目 詳細
買取可能額 1万円〜
手数料 一律10%(申請額11,000円未満は一律360円)
入金スピード 審査後最短30分
対応方式 2社間
対象者 個人事業主・フリーランス・法人
必要書類 本人確認書類・請求書・取引の裏付け資料
対応時間 振込は24時間365日(審査は営業時間内)

ラボルなら、審査に通ったあと、24時間365日いつでも振り込まれます。審査後は最短30分で入金されるため、週末に急ぎの支払いがあるときにも使えます。

1万円から申し込めて、手数料は一律10%です。ただし、申請額が11,000円未満の場合は、一律360円(税込)の手数料になります。必要書類は、本人確認書類・請求書・取引の裏付けになる資料(取引先とのメールなど)で、決算書や通帳はいりません。手続きはWebで完結し、ラボルから取引先に連絡することも原則としてありません。

売掛先は法人に限られ、個人間の取引の請求書は対象外です。フリーランスが企業から受けた仕事の請求書を、すぐに現金化したいときに向いています。

おすすめの人
  • 土日や夜に急ぎの支払いがある人
  • 決算書や通帳を用意せずに申し込みたい人
  • 企業から受けた仕事の請求書を持つフリーランス

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フリーナンス|1万円から・最高5,000万円の補償が無料で付く

フリーナンス

引用元:フリーナンス

項目 詳細
買取可能額 1万円〜上限なし
手数料 3〜10%
入金スピード 審査後最短5分
対応方式 2社間
対象者 フリーランス・個人事業主
必要書類 請求書・取引のエビデンス(会員登録時に本人確認書類)
対応時間 要問い合わせ

フリーナンスの強みは、無料の会員登録だけで、最高5,000万円の損害賠償保険(あんしん補償)が付くことです。業務中の事故などに備えられるため、フリーランスとして働き続けながら、資金繰りも整えたい方に向いています。

運営するのは、日本初のフリーランス・個人事業主向けオンライン型ファクタリングとして実績のある、東証グロース上場のフリー株式会社です。手数料は3〜10%で、フリーナンス口座を使うほど下がっていきます。

1万円から上限額なしで使えて、請求書の一部だけを即日払いにすることもできます。審査に通ると最短5分で入金されますが、個人宛の請求書は対象外で、フリーナンス口座の開設が必要です。

おすすめの人
  • 仕事中の事故にも備えておきたい人
  • フリーランスとして続けて使う予定の人
  • 請求書の一部だけを現金化したい人

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少額債権のファクタリング会社を選ぶ4つのポイント

少額で会社を選ぶときは、買い取ってもらえるかどうかと、手元にいくら残るかの2点で比べましょう。請求額が小さいほど、下限額や手数料の違いが手取りに大きく響くためです。ここでは、下限額で候補を絞ってから手取りを比べる順に、4つのポイントを解説します。

①買取下限額が請求書の額面より低いか

まずは、手元の請求書の額面が買取下限額を上回っている会社に絞り込みましょう。額面が下限額を下回っていると、審査の前に断られるためです。会社が下限を設けるのは、審査の手間が金額によらずほぼ同じで、少額では採算が合いにくいからです。

下限額は、公式サイトの「買取可能額」などで確かめられます。ただ、金額を示さず「少額から対応」とだけ書いている会社もあるため、迷ったら申し込む前に問い合わせると安心です。

請求額と下限額がうまく合わないときは、次のように考えましょう。

  • 下限額に届かないとき:複数の請求書をまとめて申し込めないか相談する
  • 必要な分だけ現金化したいとき:請求額の一部だけを申し込める会社を選ぶ(手数料を抑えられる)

②手数料の上限や「一律」の表記があるか

少額で手数料を比べるなら、「〜%から」の下限ではなく、上限か一律の表記を見ましょう。少額の請求書には、上限に近い手数料率がつきやすいためです。

「1%〜」のような下限の数字はほとんど当てにならないので、上限の数字で手取り額を計算しておくと、申し込んだあとで慌てずに済むでしょう。

手数料の高さは、契約の形にも左右されます。ファクタリングには、利用者とファクタリング会社だけで契約する2社間と、売掛先も加わる3社間があります。少額向けのオンライン型の多くは2社間で、3社間より手数料が高めになりやすい点も知っておきましょう。

額面10万円の請求書を売った場合の手取り額は、次のとおりです。

手数料率 手数料 手元に残る金額
5% 5,000円 95,000円
10% 10,000円 90,000円
15% 15,000円 85,000円
20% 20,000円 80,000円

③登記費用など手数料以外の固定費がかからないか

少額で使うなら、登記費用のように手数料以外にかかる固定費がない会社を選びましょう。金額が決まっている費用は、請求額が小さいほど手取りへの影響が大きくなるためです。

とくに気をつけたいのは、債権譲渡登記の費用でしょう。債権譲渡登記は、法人が債権を譲渡したときの制度です(動産及び債権の譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律第4条第1項)。個人事業主は登記ができないため、登記を必須としている会社は利用できません。

法人の場合、登録免許税は1件7,500円(債権の数が5,000個以下の場合)かかり、司法書士に頼むと報酬も別にかかります(租税特別措置法第84条の6第1項第2号)。10万円の請求書を手数料10%で売ると手数料は1万円ですが、登録免許税と司法書士報酬が加わると、手数料と同じかそれ以上が手取りから削られます。

ほかにも、次のような費用がかかることがあるので、見積もりや契約内容で確かめておきましょう。

  • 事務手数料
  • 売掛先から入った代金をファクタリング会社へ送るときの振込手数料

④売掛先が個人・個人事業主の請求書に対応しているか

取引先が個人やフリーランスなら、個人宛ての請求書を買い取ってもらえるかを、申し込む前に確かめましょう。少額の請求書は個人事業主どうしの取引から生まれることがあるうえ、売掛先を法人に限っている会社もあるためです。

売掛先が個人だと、ファクタリング会社は信用力を判断する材料を集めにくくなります。そのため、個人事業主の利用を認めている会社でも、売掛先が個人の請求書は対象外にしていることがあります。公式サイトに「個人事業主OK」とあっても、次の2つは別の条件として見ておきましょう。

  • 利用者の条件:個人事業主でも申し込めるか
  • 売掛先の条件:個人宛の請求書も買い取ってもらえるか

対応しているかは、公式サイトのよくある質問で、「売掛先が個人でも利用できますか」といった項目を見ると確かめられます。

少額債権のファクタリングを申し込んでから入金されるまでの流れ

オンライン型のファクタリングなら、次の4ステップで、最短即日に入金されます。少額向けの会社は、来店せずにスマートフォンなどで手続きできるところが中心です。

  • アカウント登録・書類の提出:本人確認を済ませ、請求書や通帳の画像をアップロードする
  • 審査・見積もりの確認:買取額と手数料が提示されるので、手数料率だけでなく、手数料以外にかかる費用も確かめる
  • 契約・入金:条件に納得できたら契約を結ぶと、指定の口座に入金される
  • 入金後の送金:2社間の場合、売掛先から代金が入ったら、期日までにファクタリング会社へ送る

とくに気をつけたいのが、4つ目の送金です。売掛先から受け取った代金はファクタリング会社に渡すお金なので、ほかの支払いに回すと契約違反になります。期日までに、必ず送金しましょう。

少額債権でも審査に通りやすくする3つのコツ

少額でも、売掛先の信用力と取引の実在をきちんと示せれば、審査は通りやすくなります。ファクタリングの審査で重視されるのは、利用者自身よりも、売掛先が代金を払えるかどうかと、取引が本当にあるかどうかだからです。

決算書がない、開業して間もないといった少額ならではの不利な条件を補うために、ここでは申し込む前にできる準備を紹介します。

①手元の請求書のうち、法人宛で支払期日が近いものから出す

請求書が何枚かあるなら、法人宛で、支払期日が近いものから申し込みましょう。審査では売掛先が期日に代金を払えるかが見られるため、売掛先の与信(支払い能力についての信用)が高く、入金までの期間が短い請求書ほど、回収できないリスクが低いと判断されます。

信用力が高いと判断されやすいのは、次のような売掛先です。

  • 上場企業
  • 官公庁
  • 継続して取引していて、支払いが遅れたことのない取引先

反対に、支払期日が先になるほど、支払期日までに売掛先の経営が悪化するなどして、代金を回収できないリスクは高まります。審査に通りやすい請求書は手数料も下がりやすいので、少額で手取りを増やしたいときも、法人宛で期日が近い順に選ぶのがおすすめです。

②決算書がなくても取引の実態がわかる資料をそろえる

個人事業主や開業直後で決算書がなくても、取引の裏付けになる資料があれば審査は進みます。審査で確かめられるのは、請求書のもとになった取引が本当にあるかどうかだからです。たとえば、次のような資料が役立ちます。

  • 通帳の入金履歴
  • 確定申告書
  • 発注書・契約書
  • 売掛先とのメール

どの書類が求められるかは会社によってさまざまで、決算書がいらない会社もあれば、必要な会社もあります。書類が足りないとやり取りが増えて入金が遅れるので、公式サイトの必要書類を確かめ、最初の申し込みでそろえて出しましょう。

なお、架空の請求書(架空債権)で申し込むと、詐欺罪に問われるおそれがあります(刑法第246条第1項)。

③初回は利用上限の範囲で申し込む

初めて使う会社では、初回の利用上限の範囲で申し込みましょう。会社によっては、初回に使える金額に上限を設け、利用実績に応じて引き上げる仕組みをとっているためです。たとえば、初回は50万円までとし、使うたびに上限を広げていく会社もあります。

初回の上限は、公式サイトの「利用可能額」などの説明で、申し込む前に確かめておきましょう。上限を超える金額がすぐに必要なら、利用額に上限を設けていない会社を選ぶ方法もあります。

また、ファクタリングは使うたびに手数料がかかります。続けて使うと負担が積み重なるため、急ぎの支払いに足りる分だけにとどめておくと安心です。

少額ファクタリングで気をつけたい違法業者の3つの特徴

少額の資金を急いで用意したい個人事業主や会社員を狙って、ファクタリングを装う違法業者がいます。金融庁も、ファクタリングを装って高金利の貸付けをおこなうヤミ金融業者に注意を呼びかけています。

契約してから後悔しないよう、ここでは違法業者に見られる3つの特徴を見ていきましょう。

①給与の買い取りをうたう業者

会社員の給与を買い取るとうたう給与ファクタリングは、貸金業にあたります。貸金業の登録がない業者は、ヤミ金融です。

給料は、勤務先から本人に直接支払う決まりです(労働基準法第24条第1項)。そのため業者は勤務先に支払いを求められず、本人から代金を回収するしかありません。

形は買い取りでも実質的にはお金を貸すのと変わらないため、最高裁判所も貸金業法の「貸付け」にあたると判断しています(最高裁令和5年2月20日第三小法廷決定)。

金融庁も、年率に換算すると数百〜千数百%になる手数料や、勤務先への連絡などの悪質な取り立ての危険があるとして、利用しないよう呼びかけています。

「少額 個人」などで検索すると給与ファクタリングの業者も出てくるため、事業者向けのサービスと見分けにくいかもしれません。見分けるポイントは、何を売るかです。

  • 勤務先からもらう給料を売る:給与ファクタリング(利用しない)
  • 副業で取引先に出した請求書を売る:事業者向けのファクタリングの対象になり得る

②「審査なし」をうたう業者

「審査なし」とうたう業者には、申し込まないようにしましょう。正規のファクタリング会社は、売掛先が代金を払えるかや、取引が本当にあるかを確かめないまま、請求書を買い取ることはないためです。

決算書がない、開業して間もないといった事情で審査に不安があると、「審査なし」の広告に惹かれるかもしれません。しかし、こうした業者は、あとから高額な手数料を請求したり、実態が貸付けだったりするおそれがあります。

審査に不安があっても、ファクタリングの審査で重く見られるのは、利用者自身より売掛先です。取引の裏付けになる資料をそろえ、正規の会社に申し込むほうが、結果的に安全で手取りも守れます。

③買戻しを求める・受取額が低すぎる業者

売掛先から集金できなかったときに利用者の資金で払わせたり、受け取る金額が額面に比べて低すぎたりする業者とは、契約しないようにしましょう。金融庁が、ファクタリングを装った貸付け(偽装ファクタリング)の疑いがある例として挙げているためです。

本来のファクタリングは、売掛先が払わないリスクをファクタリング会社が負う取引です。利用者が自分のお金で穴埋めする約束があると、実質的にはお金を借りるのと変わらず、貸金業にあたるおそれがあります。

サインする前に、契約書に次のような文言がないかを確かめましょう。

  • 買戻し
  • 償還請求
  • 利用者の連帯保証

被害にあったときは、金融庁の金融サービス利用者相談室、警察相談専用電話(#9110)、消費生活相談窓口(消費者ホットライン188)に相談できます。

売掛金の未回収やファクタリングのトラブルはベンナビ債権回収で相談

「業者から法外な手数料を請求されている」「売掛先が期日を過ぎても払ってくれない」など、お金のトラブルを抱えている方もいるのではないでしょうか。こうしたトラブルは弁護士に相談できますが、どの弁護士を選べばよいかわからない方も多いはずです。

そこで頼りになるのが、債権回収に注力する弁護士を探せるポータルサイト「ベンナビ債権回収」です。地域と相談内容を選ぶだけで、売掛金の回収やファクタリングのトラブルを取り扱う弁護士を簡単に探せます。さらに、次のような条件で絞り込めます。

  • 初回の面談相談無料
  • 電話相談に対応
  • 休日の相談が可能

売掛金の請求には時効があるため、動き出しが遅れると不利になるおそれもあるでしょう(民法第166条第1項)。一人で抱え込む前に、早めに相談してみてください。

少額債権のファクタリングに関するよくある質問

少額で初めてファクタリングを使う方が、申し込む前に気になりやすい疑問をまとめました。気になるものがあればぜひチェックしてください。

Q. 1万円の請求書でも即日入金されますか?

1万円から対応している会社なら、即日入金も可能です。

ただし、当日中に入金を受けるには、承認の締め時間までに審査を終える必要があります。初回はアカウント登録や本人確認に時間がかかることもあるため、余裕を持って申し込みましょう。

また、土日も振り込む会社と、土日は申し込みの受付だけの会社があります。週末に急ぐなら、振込まで対応しているかを確かめておくと安心です。

Q. ほかのファクタリング会社を利用中でも申し込めますか?

申し込める会社はありますが、同じ請求書を2社に売ることはできません。すでに買い取ってもらった請求書を別の会社に売ると二重譲渡になり、詐欺罪などに問われるおそれがあります(刑法第246条第1項)。

他社を利用中だと、審査に時間がかかる場合もあります。手数料を見直したいなら、他社からの乗り換えで手数料を優遇する会社を選ぶのも一つの方法です。

Q. ファクタリングを使うと信用情報に影響しますか?

ファクタリングは借入ではないため、信用情報機関に利用履歴は登録されません。融資のように借りたお金を返す取引ではないので、将来のローン審査に響く心配はないでしょう。審査の際に、信用情報機関に照会しない会社もあります。

Q. 売掛先に知られずに使えますか?

2社間ファクタリングなら、売掛先に通知されずに利用できます。3社間ファクタリングの場合は、売掛先の承諾が必要です。

なお、債権譲渡登記をすると、登記の情報から売掛先に知られる可能性があります。ただ、個人事業主はそもそも登記の対象外で、今回紹介した会社の多くも登記を求めていません。

Q. 売掛先から入ったお金をファクタリング会社に返済しないとどうなりますか?

契約違反として、違約金や損害賠償を請求されるおそれがあります。

ファクタリングでは請求書をすでに売っているため、売掛先から入ったお金は、もともとファクタリング会社のものです。2社間では、利用者はそのお金を代わりに受け取って渡す役目を引き受けています。使い込んだり渡さなかったりすると、悪質な場合は横領罪などの刑事責任を問われるおそれもあります。

期日までに代金を渡せない事情があるなら、そのままにせず、早めにファクタリング会社に相談しましょう。

まとめ

少額債権でファクタリングを使うときのポイントは、次のとおりです。

  • 買取下限額で、手元の請求書が対象になる会社に絞る
  • 手数料の上限と、登記費用などの固定費で手取り額を比べる
  • 売掛先が個人の請求書も対象になるかを確かめる
  • 「審査なし」をうたう業者や、買戻しを求める契約は避ける

違法業者とのトラブルや売掛金の未回収に悩んでいるなら、ベンナビ債権回収で弁護士を探して、早めに相談してみてください。

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弁護士 鮫川 誠司(神谷町セントラル法律事務所)

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編集部

本記事はベンナビ債権回収(旧:債権回収弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ債権回収(旧:債権回収弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士・司法書士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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