弁護士へ依頼すると数十万~数百万の費用がかかる場合があります。
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占いサイト・メール占い・霊感商法などで詐欺被害に遭った方の中には、「弁護士に依頼すれば被害金を取り戻せるのか」「占い詐欺について弁護士は何をしてくれるのか」などと考えている方もいるでしょう。
弁護士に相談すれば、被害金の回収方法や回収見込みなどのアドバイスが望めるほか、交渉や裁判などの返金請求を依頼することもできます。
ただし、一口に弁護士といってもさまざまなタイプがおり、できるだけ速やかに被害金を回収するためには状況に合った弁護士を選ぶことが大切です。
本記事では、占い詐欺について弁護士に相談するメリットや弁護士の選び方、被害金の返金方法や返金請求を依頼する場合の弁護士費用などを解説します。
占いサイトやメール占いなどでお金を使ったからといって、全てのケースで返金してもらえるわけではありません。
占いで返金請求できるのは「詐欺にあたるケース」や「詐欺ではないが不法行為にあたるケース」などに限られており、たとえば「占いが全然当たらなかった」という理由だけでは困難です。
なお、相手方に問題があって返金請求する場合も、実際に被害金を取り戻せるかどうかは「初動の早さ」や「証拠の有無」などによって大きく左右されます。
返金請求する際は、まず詐欺被害に遭ったことがわかる証拠を準備し、会社所在地や電話番号といった相手方の情報も確保しておくことが大切です。
そのうえで、速やかに以下のような対応ができれば被害金を取り戻せる可能性があります。
ここでは、どのような場合に弁護士に相談すべきか解説します。
メール占いサイトの登録後は、全サービスが無料であるサイトが一般的です。
その無料期間内に、占い師(鑑定士)から「数十年に1度の運気」「近い将来に高額クジが当たる」などとメッセージが届きます。
その後、無料期間が終了し、メッセージ送信に約1,500円の費用がかかるようになりますが、無料期間に「高額クジが当たる」と言われ続けるため、もう少しだけ鑑定士の話を聞いてみようという気になります。
そして、「運気を維持するため」や「高額クジを確実に当てるため」という名目で、1日に何通ものメッセージを送るよう指示され続けます。
億を超えるお金が入ってくるなら、サイト費用は安いと思い課金してしまいますが、いつまで経ってもクジ購入に関する話が進まず、気づいたら数百万円のサイト代金を費やしてしまいます。
鑑定内容を第三者に話すと、今までの鑑定効果が無くなると言われるケースもあり、家族や知人、弁護士などにも相談できずにサイト代金を支払い続けてしまいます。
占い詐欺では「数字を5つ思い浮かべてひとつずつ送ってください」「祈りの言葉を唱えてから一文字ずつ送ってください」などのように、何度もメッセージを送るように指示してくるケースがあります。
このようなケースでは、何度もメッセージを送らせることで利用料金を騙し取るのが目的で、そのまま利用しても鑑定に終わりはありません。
消費者金融からお金を借りる様な指示がある場合もありますので、まずは弁護士に相談しましょう。
占い詐欺の手口として、鑑定を依頼した占い師から「今なら有名なA先生の鑑定を受けることができます」などと紹介されたりして、何人もの占い師からメッセージが届いて鑑定が終わらないというケースもあります。
このようなケースでは、利用料金を騙し取るために運営側がさまざまな占い師になりすましており、そもそも占い師すら在籍していない可能性もあるため、弁護士に相談しましょう。
「この数珠を買っておかないと先祖にたたられる」「幸せになりたいならパワーストーンが必要」などと、不安感を煽ったりして高額な商品を売りつけるという手口もあります。
これはいわゆる「霊感商法」と呼ばれるもので、言われたとおりに商品を購入しても、さらに不安感を煽ってきたりして別の商品を売りつけてきます。
特に悪質なケースでは被害額が数千万円を超えることもあり、速やかに弁護士に相談することをおすすめします。
占い詐欺について弁護士に相談する際は、以下の準備を済ませておきましょう。
占い詐欺での被害金を取り戻すためには、どのような被害に遭ったのか証明できるものが必要です。
証拠になるものは以下のとおりで、速やかに集めておきましょう。
※上記の証拠がない場合でも交渉はできるので、諦めずに相談ください。
詐欺被害の証拠だけでなく、相手側の情報を記録しておくことも大切です。
必要な情報としては以下のとおりで、できるだけ多くの情報を確保しておきましょう。
悪質なサイトは、定期的にリニューアルをし、サイト名を変えます。
表向きにはサイトや会社を閉鎖し、一部の会員だけを新しいサイトに移行する場合もあります。
これも、クレーム対策、返金対策である理由が多いです。
よって、ご利用しているサイトがリニューアルする場合は注意してください。
ほかにも「どのような流れでお金を騙し取られたのか」という情報も必要です。
以下のような、相手とのやり取りがわかるものも準備しておきましょう。
参考:【危ない】電話占いの詐欺被害が深刻!国民生活センターに寄せられた相談事例とその対処法とは? | 占いチュラリン
占い詐欺の被害者は、弁護士に相談・依頼することで以下のようなメリットが望めます。
占い詐欺での被害金を取り戻す方法はさまざまあり、相手方に直接請求する方法のほかにも、収納代行会社やクレジットカード会社と交渉して被害回復を図るという方法もあります。
状況に応じて取るべき手段は異なり、的確に判断するには詐欺トラブルに関する知識や経験などが必要です。
弁護士に相談すれば「どの方法が最も適切か」「そもそも被害金の回収見込みはあるか」などのアドバイスが望めます。
占い詐欺の証拠が揃っていても、必ずしも相手がすんなり返金請求に応じてくれるとはかぎりません。
交渉経験や法律知識のない素人では交渉が長引いてしまう恐れがありますし、交渉がうまくいかず裁判に移行した場合にはさらに時間や手間がかかります。
弁護士に依頼すれば代理人として返金請求を進めてくれるので、請求対応にかかる時間的負担・精神的負担を大きく軽減できます。
占い詐欺については、警察に被害を訴えて処罰を求めるという選択肢もあります。
その際は、証拠とともに告訴状を提出する必要がありますが、記載内容に不備があったりすると警察が受理してくれない場合もあります。
弁護士であれば、告訴を受理してもらうために必要な証拠や告訴状の書き方などもアドバイスしてくれます。
占い詐欺に遭って弁護士に依頼する際は、以下の点に注意してください。
占い詐欺の被害に遭った際は、なるべく速やかに弁護士に依頼しましょう。
被害発生から時間が経ってしまうと、その間に逃げられたり証拠が消えたりして被害金を取り戻すことが困難になります。
初回相談無料の法律事務所もあるので、弁護士に依頼するかどうか迷っている方も、まずは相談してみることをおすすめします。
詐欺トラブルに巻き込まれた場合、二次被害や三次被害にも注意が必要です。
なかには個人情報が漏れてしまい、別の犯罪組織が「安価で被害金を回収します」などと専門家を騙って近づいてきて、さらにお金を騙し取られるというケースもあります。
占い詐欺に遭った際は、警察や弁護士などの信頼できるところに助けを求めましょう。
詐欺被害者にとって弁護士は心強い味方になってくれますが、必ずしも問題解決できるわけではありません。
たとえば、以下のようなケースでは、弁護士に依頼しても少額しか回収できなかったり、一切回収できずに終了したりする可能性があります。
ただし、上記の場合でも返金交渉ができる場合もあります。
過去に該当のサイトや会社に対して、返金請求をして示談交渉をしたことがある場合や、海外法人でも調査、返金請求までする法律事務所への相談をおすすめします。
ここでは、弁護士を探す際に押さえておくべきポイントを解説します。
弁護士にはそれぞれ得意分野があり、どの弁護士を選ぶのかによって結果が大きく左右されます。
特に詐欺事件では初動の早さが大切であるため、できるだけ迅速かつ的確に動いてもらうためにも、詐欺トラブルの解決実績が豊富な弁護士を選びましょう。
弁護士の得意分野は各事務所のホームページなどで確認できます。
今回の「メール占い」などの詐欺被害を弁護士に相談する場合は、扱ったことがある事件かどうかの確認をすべきです。
過去に扱ったことがある内容である場合、交渉から返金までがスムーズに運びます。
通常は請求先の調査などを行うことになり、それだけで数か月の時間がかかりますが、実績のある弁護士事務所であれば、調査をする必要がありません。
決済方法、決済代行会社なども複数あり、それらも実績のある弁護士であれば、スムーズな開示請求が可能です。
弁護士に依頼してスムーズに問題解決してもらうためには、弁護士としっかり情報共有しておくことが大切です。
たとえば「なかなか連絡がとれない」「報告がない」「専門用語が多くて何を言っているのかわからない」「冷たい雰囲気で話しづらい」というような状態で依頼してしまうと、弁護士が相談状況や希望内容などを十分に把握できないまま動いてしまって、不満の残る結果に終わってしまう恐れがあります。
弁護士を選ぶ際は、解決実績や得意分野などの情報だけでなく、実際の雰囲気や話しやすさなども確認しましょう。
現在では弁護士費用は自由化されており、金額設定や支払い方法などは法律事務所によって異なります。
費用体系が不明確な法律事務所に依頼してしまうと、依頼後に思っていたよりも高額な弁護士費用を請求されたりしてトラブルになることもあります。
余計なトラブルを避けるためにも、依頼前に見積もりを出してくれて、おおよその費用総額を確認できる法律事務所を選ぶことをおすすめします。
弁護士に占い詐欺のトラブルを解決してもらう場合、着手金・報酬金・実費などの弁護士費用がかかります。
以下では、各費用について解説します。
相談料とは、占い詐欺について弁護士に相談する際にかかる費用です。
相談料の相場は「30分あたり5,000円~1万円程度」で、初回相談であれば無料の法律事務所などもあります。
メール占い詐欺を扱う弁護士の多くは、「相談料」無料の場合がほとんどです。
着手金とは、弁護士に被害金の請求対応などを依頼する際に支払う費用です。
通常、着手金の相場は「10万円~30万円程度」または「請求額の5%~10%程度」ですが、法律事務所によっても費用設定にはバラつきがあります。
こちらに関しても、メール占い詐欺を扱う弁護士の多くは、「着手金」無料の場合が多いです。
報酬金とは、弁護士に返金請求などを依頼して問題解決した場合に支払う費用です。
報酬金は「経済的利益額」に対し金額が決まることが多いです。
法律事務所によっても費用設定にはバラつきがありますので、契約前に確認してください。
実費とは、弁護士が返金請求などのために要した費用のことです。
一例として、交通費・通信費・コピー代・収入印紙代などがあります。
メール占い詐欺を扱う弁護士の多くは、「実費」請求がない場合が多いです。
一部の弁護士事務所では、返金にならない場合でも、実費費用がかかる場合があります。
必ず、事前に確認してください。
日当とは、交渉や裁判などで弁護士が事務所を離れた場合に支払う費用です。
日当の相場は「半日で3万円~5万円程度」「終日で5万円~10万円程度」ですが、法律事務所によっても費用設定にはバラつきがあります。
メール占い詐欺を扱う場合、通常「日当」は発生しません。
占い詐欺の被害に遭った場合は、詐欺被害の問題解決が得意な弁護士に相談しましょう。
弁護士であれば、被害金の回収に向けた的確なアドバイスが受けられるほか、自分の代理人として請求対応を進めてくれて迅速な問題解決が望めます。
「占いにお金を使ってしまったが詐欺かどうかわからない」「弁護士に依頼するかどうか迷っている」という方も、まずは初回相談無料の法律事務所で話を聞いてみることをおすすめします。
【参考】
・電話占いピュアリは詐欺なのか?徹底検証してみた - zired
・安全な占いサイトおすすめ23選!危険で危ないサイトにダマされない秘訣とは - CoCo占いテラス
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